释义 |
いろは‐うた【×伊呂波歌】アクセント いろは↓うた 1平仮名4四7七文字を1一字1一回使って作った、七五調4四句の今様歌。「色は匂にほへど散りぬるを、わが世誰たれぞ常ならむ、有為うゐの奥山けふ越えて、浅き夢見じ酔ゑひもせず」がそれで、鎌倉時代以降、末尾に「京」、あるいは「ん」がつけ加えられるようにもなった。涅槃経ねはんぎょうの偈げ「諸行無常、是生滅法ぜしょうめっぽう、生滅滅已しょうめつめつい、寂滅為楽じゃくめついらく」の意を訳したものという。弘法大師の作といわれてきたが、現在では否定されている。平安中期以後の作で、手習いの手本や字母表として使われた。最も古くみられるのは承暦3三年(1一0〇7七9九)の「金光明最勝王経音義」である。→あめつちの詞 →たいに2「伊呂波短歌」に同じ。 |