释义 |
牛に汗し棟に充つ牛に経文牛に食らわる牛に対して琴を弾ず牛にひかれて善光寺参り牛にも馬にも踏まれず牛の歩み牛の一散牛の寝たほど牛の涎牛は嘶き馬は哮え牛は牛連れ馬は馬連れ牛は願いから鼻を通す牛を馬に乗り換えるうし【牛】アクセント うし○ /【複】~↓うし、□うし○、□□うし○1偶蹄ぐうてい目ウシ科の哺乳類で、家畜化されたもの。大形で、雌雄ともに2二本の頭角をもち、四肢は短い。すでに滅びたオーロックスより改良されたもので、乳用のホルスタイン・ジャージー、肉用のデボン・但馬たじま牛、役用の黄牛・朝鮮牛などがある。昔からきわめて有益な動物として信仰の対象になったこともある。広義には、ウシ亜科ウシ族のバイソン・ガウア・バンテン・ヤク・スイギュウなどの総称。2牛肉。ぎゅう。3「牛梁うしばり」の略。4竹や木を家の棟木のように組んで立てたもの。物を立てかける台にする。類語 雄牛・雌牛・子牛・種牛・役牛・乳牛・肉牛・牧牛・猛牛・和牛・水牛・野牛・バイソン・バッファロー・ヤク牛うしに汗あせし棟むなぎに充みつ⇒汗牛充棟かんぎゅうじゅうとう牛うしに経文きょうもんいくら説き聞かせても効き目のないことのたとえ。馬の耳に念仏。類語 馬耳東風・馬の耳に風・馬の耳に念仏・犬に論語・牛に対して琴ことを弾ず・兎に祭文・糠ぬかに釘・豆腐に鎹かすがい・暖簾のれんに腕押し・石に灸きゅう・石に針・沢庵たくあんのおもしに茶袋・汽車の後押し・網の目に風とまらず・籠で水を汲む・屋上屋おくを架す・屋下に屋を架す・月夜に提灯ちょうちん・闇の夜の錦・泥田を棒で打つ・竹藪に矢を射るよう・死に馬に鍼はり・氷に鏤ちりばむ・泥裡でいりに土塊どかいを洗う・権兵衛が種蒔きゃ烏からすがほじくる・骨折り損の草臥くたびれ儲もうけ牛うしに食くらわ◦る一ぱいくわされる。だまされる。「―◦れだまされた」〈虎明狂・鍋八撥〉牛うしに対たいして琴ことを弾だんず《中国、魯ろの公明儀が牛の前で琴を弾じ、名曲を聞かせたが、牛は知らぬ顔で草を食っていたという「祖庭事苑」にある故事から》志の低い者や愚かな者に高尚な道理を説いてもわからないことのたとえ。牛に琴を聞かすよう。類語 馬耳東風・馬の耳に風・馬の耳に念仏・犬に論語・牛に経文・兎に祭文・糠ぬかに釘・豆腐に鎹かすがい・暖簾のれんに腕押し・石に灸きゅう・石に針・沢庵たくあんのおもしに茶袋・汽車の後押し・網の目に風とまらず・籠で水を汲む・屋上屋おくを架す・屋下に屋を架す・月夜に提灯ちょうちん・闇の夜の錦・泥田を棒で打つ・竹藪に矢を射るよう・死に馬に鍼はり・氷に鏤ちりばむ・泥裡でいりに土塊どかいを洗う・権兵衛が種蒔きゃ烏からすがほじくる・骨折り損の草臥くたびれ儲もうけ牛うしにひかれて善光寺ぜんこうじ参まいり《信心のない老婆が、さらしていた布を角にかけて走っていく牛を追いかけ、ついに善光寺に至り、のち厚く信仰したという話から》思ってもいなかったことや他人の誘いによって、よいほうに導かれることのたとえ。牛うしにも馬うまにも踏ふまれず子供が無事に育つことのたとえ。牛馬にも踏まれず。牛うしの歩あゆみ進み方が遅いことのたとえ。牛歩ぎゅうほ。牛うしの一散いっさん歩みの遅い牛が何かのはずみで一散に走るように、平生ぐずぐずしている人が深い思慮もなくむやみにはやり進むことがあることのたとえ。牛うしの寝ねたほど物がたくさんあるさま。山ほど。「内証には―金も捏つくねてゐるげな」〈浄・嵯峨天皇〉牛うしの涎よだれだらだらと細く長く続くことのたとえ。牛うしは嘶いななき馬うまは哮ほえ物事の逆さまなことのたとえ。石が流れて木の葉が沈む。類語 石が流れて木の葉が沈む・牛追い牛に追わる・臼うすから杵きね・車は海へ船は山へ・土用布子ぬのこに寒帷子かんかたびら牛うしは牛連うしづれ馬うまは馬連うまづれ同類は自然と集まりやすいことのたとえ。また、似た者どうしが集まると、調和がとれてうまくいくことのたとえ。牛うしは願ねがいから鼻はなを通とおす自分から望んで苦しみや災いを受けることのたとえ。牛と芥子からしは願いから鼻を通す。牛うしを馬うまに乗のり換かえる歩みの遅い牛を捨てて速い馬に乗り換えるように、不利なほうをやめて好都合なほうに便乗することのたとえ。⇔馬を牛に乗り換える。 |