释义 |
得手に帆を揚げるえ‐て【得手】アクセント え↓て 1巧みで、得意とすること。最も得意とするところ。えて物。えて吉。「人にはそれぞれ―不得手がある」2「得手勝手」の略。「―のお方が、今宵一夜はおれが物、一寸側を離さぬと」〈浄・傾城酒呑童子〉3相手がそれと了解できるものをさしていう語。例の所。例の物。例の人。えて物。えて吉。「―へ行って、ももんじいで四文二合半しもんこなからときめべい」〈滑・浮世風呂・三〉4《猿が「去る」に通じるのを忌むところから》猿。えて公。えて吉。類語 特技・専売特許・上手・得意・売り物・十八番・おはこ・お家芸・お株・お手の物・達者・堪能・巧者・得手物・有能・器用・多才・巧うまい・巧たくみ・巧妙・潰しが利く・能よくする・腕が立つ・敏腕・辣腕・腕利き・腕こき・腕っこき・手練てだれ・手利き・名人・達人・名手・妙手・エキスパート・巨星・巨匠・名匠・名工・大家たいか・権威・第一人者・泰斗たいと・耆宿きしゅく・大御所おおごしょ・オーソリティー・巧手・怪腕・凄腕・腕達者得手えてに帆ほを揚あ・げる得意なわざを発揮できる好機が到来し、調子に乗って事を行う。類語 所を得る・追風おいてに帆を上げる・驥足きそくを展のばす・蛟竜こうりょう雲雨うんうを得う |