释义 |
尾に尾を付ける尾に付く尾を泥中に曳く尾を引く尾を振る尾を見せるお【尾】〔を〕アクセント お↓{が} 1動物のしりから細長く突き出た部分。魚の尾びれ、鳥の尾羽をいうこともある。しっぽ。「犬が―を垂れる」2ある物の後方から、細長く伸びたり垂れたりしたもの。「凧たこの―」 「彗星の―」3山裾の、なだらかに延びた部分。「山の―」4物事の終わりの部分。「永く―を引っ張る呼び声が聞こえた」〈啄木・葬列〉類語 (1)しっぽ・尾っぽ/(3)裾野尾おに尾おを付つ・ける物事を大げさにいう。尾ひれをつける。尾に尾を添える。「天神の不可思議霊怪談は伝え又伝えて枝に枝を生じ―・け」〈福沢・福翁百話〉尾おに付つ・く他人の言動につき従うようにふるまう。また、他人のことばからきっかけをつかんで述べる。「伯爵夫人のわが軍服褒めたまう言葉の―・きて、『…ブラウンシュワイヒの士官に似たり』と一人いえば」〈鴎外・文づかひ〉「其んな者儂わたしは知りませんとすねる―・いて何の知らぬ事があるものぞ」〈緑雨・売花翁〉尾おを泥中でいちゅうに曳ひく《楚王に仕官を求められた荘子が「亀は、殺されて占いの用に立てられて大切にされるよりは、泥の中に尾をひきずってでも生きているほうを望むだろう」と言って断わったという「荘子」秋水の故事から》仕官して自由を束縛されるよりも、貧しくとも郷里で気楽に暮らすほうが良いということのたとえ。尾を塗中とちゅうに曳く。曳尾えいび。尾おを引ひ・く物事がすんだあとまでも、名残が続く。のちのちまで影響する。「一年前の事件が、今でも―・いている」類語 続く・引き続く・打ち続く・続ける・継続する・持続する・連続・後続・続行・存続・永続・長続き・未練がましい・名残惜しい・惜しい・もったいない・あたら・残念・残り惜しい・残り多い・口惜しい・惜しむ・心残り・物惜しみ・未練・愛惜・痛惜・後ろ髪・後を引く・去り難い・しつこい・執念深い・ねちっこい・ねつい・ねちねち・悪あがき・うじうじ・うだうだ・いじいじ・ぐじぐじ・もじもじ・因循・断腸の思い・負け惜しみ・こだわる・執拗・恋恋れんれん・惜しげ・思い残す・たゆたう・思い迷う・忍びない尾おを振ふ・る《犬が飼い主にこびて尾を振る意から》目上の者のご機嫌をとる。へつらう。尾おを見み・せる《化けた狐きつねが尾を出して正体を現す意から》今まで隠していた実態が現れる。やりくりに破綻はたんをきたす。尾を出す。「今までは化けたる―・せて、ここも道ふさがり」〈浮・諸艶大鑑・五〉 |