释义 |
負うた子に教えられて浅瀬を渡る負うた子に教えられる負うた子より抱いた子負わず借らずに子三人お・う【負う】〔おふ〕アクセント おう○ 〘動ワ五(ハ四)〙1背中や肩にのせる。背負う。「重い荷を―・う」2身に受ける。また、自分で引き受ける。かぶる。「責任を―・う」 「恨みを―・う」3傷を受ける。「重傷を―・う」 「損害を―・う」4お陰をこうむる。「先輩のご指導に―・うところが大きい」5後ろに位置させる。背景とする。「後ろに山を―・う」6借金する。「その人は、わが金こがねを千両―・ひたる人なり」〈宇治拾遺・一〉7名としてもつ。名前に適合する。「名にし―・はばいざ事とはむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」〈伊勢・九〉8ふさわしいさまである。適応する。「文屋康秀ふんやのやすひでは、ことば巧みにて、そのさま身に―・はず」〈古今・仮名序〉可能 おえる用法 おう・せおう――「負う」は文語的。話し言葉では多く「背負う」を使う。◇「負う」 「背負う」には抽象的に負担する意味もあり、「責任を負う」 「罪を負う」 「一家を背負って働く」などと使われるが、「背負う」のほうが具体的動作を表す度合いが強い。傷・痛手については「負う」を用い、「背負う」は使わない。◇類似の語に「担になう」 「担かつぐ」がある。ともに、肩で重みを受けるようにして物を運ぶ意。「大きな荷を担う」 「おみこしを担ぐ」、また、抽象的に「役割を担う」 「次代を担う」などとも使う。類語 担ぐ・担う・負ぶう・背負う・背負しょう・引っ担ぐ・担ぎ上げる・負んぶ・肩車負おうた子こに教おしえられて浅瀬あさせを渡わたる時には自分より未熟な者から教えられることもあるということのたとえ。負おうた子こに教おしえられるアクセント お↓うたこに△おしえられる○ 「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」に同じ。負おうた子こより抱だいた子こ離れている者よりも、身近な者をまず大切にするのが人情の常であるということのたとえ。負おわず借からずに子こ三人さんにん借金がなく、子供が三人ぐらいいる家庭が、まずは幸福といえるということ。 |