释义 |
嵩から出る嵩に懸かる嵩に回るかさ【×嵩】アクセント かさ↓{が} 1物の大きさ、分量。体積。容積。「荷物の―が張る」 「水の―が増す」2高い所。「敵の行く前さき難所なる山路にては、―より落とし懸けて」〈太平記・一五〉3威厳。貫禄。重み。「近代は在家の風情皆かはりて、心の―もなく、器量も弱く」〈沙石集・四〉類語 容積・容量・体積・質量・量・数かず・数すう・数量・分量・物量・ボリューム・数値嵩かさから◦出でる威圧的な態度で、相手をのんでかかる。高飛車に出る。「其の身の誤り人に言はせぬ前置きに、―◦出ることばなり」〈浄・五枚羽子板〉嵩かさに懸かか・る1優勢に乗じて攻めかかる。「―・って攻撃する」2優位の地位・立場をいいことにして相手を威圧する。「―・って命令する」補説 「笠に着る」との混同で、「笠に懸かる」と書くのは誤り。類語 脅かす・脅す・脅しつける・脅おびやかす・凄む・凄みを利かせる・笠に着る・示威・威圧・威嚇・脅迫・恫喝嵩かさに回まわ・る相手を圧倒する形勢となる。 |