释义 |
鉦太鼓で探す鐘に恨みは数数ござる鐘も撞木の当たりがら鉦や太鼓で探すかね【鐘┊×鉦】アクセント かね○ 1(鐘)打ち鳴らすために金属で作った器具。また、その音。梵鐘ぼんしょう・半鐘や教会などの釣鐘にもいう。「―をつく」 「除夜の―を聞く」2(鉦)㋐下に伏せて置き、撞木しゅもくで打ち鳴らす金属性の仏具。たたきがね。ふせがね。㋑台にかけて打ち鳴らす古代の楽器。磬けい。㋒鉦鼓しょうこのこと。類語 鈴・半鐘鉦かね太鼓たいこで探さが・す《迷子を探すときに、鉦や太鼓を打ち鳴らしたところから》大ぜいで大騒ぎをして方々を探し回る。鉦や太鼓で探す。「嫁さんなんて―・したって見つかるものではない」鐘かねに恨うらみは数数かずかずござる長唄「京鹿子娘道成寺きょうがのこむすめどうじょうじ」の一節。恋慕の相手、僧安珍を隠した鐘に対する清姫の恨みをいうくだりの「鐘」に「金」をかけて「金に恨みは」と語呂合わせに用い、金銭に対する恨みをいうようになった。鐘かねも撞木しゅもくの当あたりがら《鐘の音のよしあしは撞木の当たりぐあいによるところから》接し方しだいで反応も変わってくるということ。また、連れ添う相手しだいでよくも悪くもなるということ。鉦かねや太鼓たいこで探さが・す⇒鉦太鼓で探す |