释义 |
歓楽極まりて哀情多しかん‐らく【歓楽┊×懽楽】〔クワン―〕アクセント かんらく○ 〘名〙スル1㋐喜び楽しむこと。「これまで覚えたことのない淡い、地味な―を覚えた」〈鴎外・雁〉㋑物質的な欲望を満足させて楽しい思いをすること。「―の巷ちまた」2ぜいたくに暮らすこと。「ともに―して、福さいわひを子孫に伝へんや」〈読・弓張月・続〉3(「冠落」とも書く)病気をいう忌み詞。「昨日路次ろしより―にて候ふほどに」〈謡・正尊〉類語 快楽・享楽・享受・悦楽・逸楽・謳歌・淫楽・楽しむ・興ずる・堪能たんのうする・満喫する・エンジョイする・興がる・興を添える・興趣が募る・興に入る・興に乗る・歓を尽くす・感興・安逸・交歓・合歓歓楽かんらく極きわままりて哀情あいじょう多おおし《漢武帝「秋風辞」から》喜び楽しむことが極まると、かえって悲しみの情が生じること。 |