释义 |
餓鬼に苧殻餓鬼の断食餓鬼の目に水見えず餓鬼の物をびんずる餓鬼も人数が‐き【餓鬼】アクセント が↓き /3がき↓{が} 1《梵pretaの訳。薜茘多へいれいたと音写》生前の悪行のために餓鬼道に落ち、いつも飢えと渇きに苦しむ亡者。2「餓鬼道」の略。3《食物をがつがつ食うところから》子供を卑しんでいう語。「手に負えない―だ」類語 じゃり・子供・子こ・小児しょうに・児童・学童・小人しょうにん・童わらべ・わらんべ・童わらわ・童子どうじ・幼子おさなご・幼童・ちびっこ・わっぱ・こわっぱ・小僧・少年餓鬼がきに苧殻おがら力のない者が、折れやすい苧殻を振り回すようなもので、頼りにも力にもならないことのたとえ。餓鬼がきの断食だんじき《餓鬼は断食しようとしまいと、おのずから断食の状態である意から》当然のことを、ことさらに言い立てて、人前をつくろうことのたとえ。餓鬼がきの目めに水みず見みえず《餓鬼は、のどが渇きすぎているので、そばに水があっても気づかない意から》熱望するあまり、かえって求めるものが身近にあることに気づかないことのたとえ。餓鬼がきの物ものをびんずる《「びんずる」は「引っ取る」を「餓鬼」の縁で「賓頭盧びんずる」に掛けていったものか》餓鬼の得た食物を奪い取る。貧乏人から物を奪うようなひどいことをするたとえ。餓鬼がきも人数にんじゅつまらない者でも、いれば、多少の効果があることのたとえ。また、取るに足りない者も多く集まれば、あなどりがたいことのたとえ。類語 枯れ木も山の賑わい・塵も積もれば山となる・水積もりて川を成す・滴り積もりて淵となる・雀の巣も構くうに溜まる・鼠が塩を引く |