释义 |
[一]〘名〙[二]〘接頭〙草結ぶ草も揺るがず草を打って蛇に驚く草を打って蛇を驚かす草を結ぶくさ【草】アクセント くさ↓{が} 一〘名〙1植物のうち、地上部が柔軟で、木質の部分が発達しないもの。草本そうほん。2役に立たない雑草。「―ぼうぼうの庭」3まぐさ。かいば。4屋根を葺ふく、わら・かやなどの植物。「―葺きの屋根」5《山野の草に伏して敵情をうかがう意から》忍びの者。間者。二〘接頭〙名詞に付いて、本格的でないものの意を表す。「―野球」 「―競馬」補説 書名別項。→草下接語 青草・秋草・浮き草・海草・埋め草・唐から草・枯れ草・腐くち草・下草・染め草・民草・摘み草・蔓つる草・夏草・七草・新にい草・庭草・春草・冬草・干し草・水草・道草・焼き草・若草(ぐさ)青人草・一番草・小お草・思い草・飼い草・敷き草・田草・千ち草・乳草・名無し草・二番草・根無し草・野草・葺ふき草・ぺんぺん草・馬ま草・藻草・藻塩草類語 草本・千草・春草・若草・夏草・秋草・冬草・枯れ草・干し草・生草・蔓草・水草・浮き草・牧草・薬草・ハーブ・野草・庭草・雑草・下草・下生え・山草・山野草草くさ結むす・ぶ1草と草を結び合わせ、そこに霊魂をこめて、互いの心が永久に離れないように祈ったり、旅の安全・幸運などを願ったりする。「妹いもが門かど行き過ぎかねて―・ぶ風吹き解くなまたかへりみむ」〈万・三〇五六〉2《草をたばねて枕にする意から》旅で野宿する。旅寝する。「近江の海湊は八十やそちいづくにか君が船泊はて―・びけむ」〈万・一一六九〉3草を結んで、旅の道中の道しるべにする。「朝立ちて別れし人は今もかも鄙ひなの荒野に―・ぶらん」〈夫木・三六〉草くさも揺ゆるが◦ずまったく風がないさまや暑いさま、また、世の中が太平であるさまのたとえ。草木も揺るがず。「深山路の―◦ぬ法の秋風」〈拾玉集・二〉草くさを打うって蛇へびに驚おどろくなにげなくしたことから意外な結果が生じるたとえ。草を打って蛇を驚かす。草くさを打うって蛇へびを驚おどろかす1ある人をこらしめることで、関係のある他の人を戒める。2「草を打って蛇に驚く」に同じ。草くさを結むす・ぶ1草を結んで、生命の安全や旅の無事を願う上代の習俗。2《結んだ草を枕にすることから》旅で野宿する。3《娘を助けてもらった父の霊が、草を結んで恩人の敵をつまずかせ、恩返ししたという「春秋左伝」宣公一五年の故事から》恩に報いる。結草。 |