释义 |
[一]〘名〙[二]〘枕〙くさ‐まくら【草枕】アクセント くさま↓くら 一〘名〙《旅先で、草で仮に編んだ枕の意から》旅寝すること。旅先でのわびしい宿り。くさのまくら。「衣うつ音を聞くにぞ知られぬる里遠からぬ―とは」〈千載・秋下〉二〘枕〙1「旅」 「旅寝」および同音の「度たび」にかかる。「―旅にしあれば」〈万・一四二〉2《草の枕を「ゆふ」意から》「結ふ」および同音の「夕ゆふ」などにかかる。「―夕風寒くなりにけり衣うつなる宿やからまし」〈新古今・羇旅〉3地名の「多胡たご」にかかる。「―多胡の入野の奥もかなしも」〈万・三四〇三〉補説 3については、頭音が「旅」と同じ「た」であるところからとする説がある。書名別項。→草枕類語 泊まる・寝泊まり・宿泊・外泊・野宿・素泊まり・旅宿・投宿・止宿・旅寝・仮寝・宿る・合宿・泊まり・泊まり込む・泊まり込み・旅枕・分宿・来泊・泊まり掛け・同宿・露営・宿営・野営・宿を取る |