释义 |
下種と鷹とに餌を飼え下種の後知恵下種の一寸のろまの三寸下種の勘繰り下種の逆恨み下種の謗り食い下種の知恵は後から下種は槌で使え下種も三食上﨟も三食げ‐す【下▽種┊下▽衆┊下▽司】アクセント げす○ 〘名・形動〙1心根の卑しいこと。下劣なこと。また、そのようなさまやその人。「―な根性は持つな」2身分の低い者。「未学を軽んぜず―をも侮らず」〈露伴・五重塔〉3「げし(下司)」に同じ。類語 低俗・俗悪・卑俗・野卑・通俗・俗・俗っぽい・くだらない・下劣・下品・浅ましい・さもしい・卑しい・はしたない・あられもない・しどけない・下等・低級・低次元・猥雑下種げすと鷹たかとに餌えを飼かえ鷹をえさで手なずけるように、下賤の者には金品を与えるのがよい。下種げすの後知恵あとぢえ愚かな者は、必要なときは知恵も出ないで、事が過ぎたあとに名案が浮かぶこと。下種げすの一寸いっすんのろまの三寸さんずん戸を閉めるのに、下種は1一寸ほど空きが残り、のろまは3三寸ほど空きが残る。戸の閉め方で人の品性がわかるということ。下種げすの勘繰かんぐり品性の下劣な者は、とかく気をまわして邪推するものだ。下種げすの逆恨さかうらみ卑しい者は、好意で忠告してくれたことでも、悪口と受け取り、かえって恨むこと。下種げすの謗そしり食ぐい下賤の者は、まずい、まずいとけなしながらもたくさん食べてしまう。下種げすの知恵ちえは後あとから「下種の後知恵」に同じ。下種げすは槌つちで使つかえ下賤の者を使うには、道理を説くより、びしびし働かせるのがいい。下種げすも三食さんじき上﨟じょうろうも三食さんじき《下賤の者も高貴の人も食事は1一日3三回の意から》物事によっては上下貴賤の区別はないことのたとえ。 |