释义 |
恋に上下の差別無し恋に上下の隔て無し恋の鞘当て恋は曲者恋は思案の外恋は盲目恋は闇こい【恋】〔こひ〕アクセント こ↓い 1特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること。恋愛。「―に落ちる」 「―に破れる」2土地・植物・季節などに思いを寄せること。「明日香川川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき―にあらなくに」〈万・三二五〉補説 書名別項。→恋類語 (1)恋愛・愛恋あいれん・愛・恋情れんじょう・恋慕れんぼ・思慕しぼ・眷恋けんれん・色恋いろこい・慕情ぼじょう・恋心・初恋・狂恋・悲恋・片恋・片思い・岡惚れ・横恋慕・失恋・ラブ・アムール・アモーレ・ロマンス恋こいに上下じょうげの差別さべつ無なし恋愛感情には身分による上下の区別はない。恋に上下の隔へだて無し。恋こいに上下じょうげの隔へだて無なし⇒恋に上下の差別無し恋こいの鞘当さやあて《遊里で一人の遊女をめぐって二人の武士が鞘当てをする歌舞伎の題材から》恋がたきどうしが争うこと。また、その争い。恋こいは曲者くせもの恋は分別を失わせ、思いもよらないことをさせるものだ。恋こいは思案しあんの外ほか恋は常識や理性では割り切れないものだ。恋は心の外。恋こいは盲目もうもく《Love is blind》恋におちると、理性や常識を失ってしまうということ。恋こいは闇やみ恋は人の理性を失わせるということのたとえ。また、恋の逢瀬おうせには暗闇が好都合の意にも用いる。「―といふ事を知らずや」〈浮・一代男・一〉 |