释义 |
勾張り強くして家を倒すこう‐ばり【勾張り┊甲張り】〔コウ―|カフ―〕1家などが傾いたり倒れたりするのを防ぐためにあてがう材木。つっかい棒。2掘った穴の土留めの板が倒れないようにあてがう材木。3かばいだて。あと押し。「あんまり母があいだてない、―が強うていよいよ心が直らぬ」〈浄・油地獄〉勾張こうばり強つよくして家いえを倒たおす家が倒れないようにあてがった材木が強すぎて、逆に家を押し倒す。助けとなるものが強すぎて、かえって悪い結果を招くことのたとえ。類語 贔屓ひいきの引き倒し・親方思いの主倒し・薪たきぎを抱きて火を救う・火を以て火を救う・薬が効き過ぎる・情けが仇あだ・信心過ぎて極楽を通り越す・礼煩わしければ則ち乱る |