释义 |
心地損なう心地違う心地無し心地行くここ‐ち【心地】アクセント ここち○ 1外界からの刺激に対して起こる心の状態。心持ち。気持ち。気分。「―よさそうに眠る」 「生きた―もしない」→気持ち用法2物事に対する心の持ち方。考え。思慮。心構え。「まだいと若き―に」〈源・空蝉〉3気分が悪くなること。病気。「―などのむつかしき頃、まことまことしき思ひ人の言ひなぐさめたる」〈枕・二六五〉4(「心地する」の形で)…のようなありさま、…の感じである、という意を表す。ようす。けはい。風情。「人柄のたをやぎたるに、強き心をしひて加へたれば、なよ竹の―して、さすがに折るべくもあらず」〈源・帚木〉補説 1の場合、複合語の下の部分を構成するときは「履きごこち」 「夢見ごこち」のように「…ごこち」となる。下接語 (ごこち)居心地・風邪かぜ心地・着心地・座り心地・旅心地・寝心地・乗り心地・人心地・夢心地・夢見心地・酔い心地類語 気持ち・心持ち・気分心地ここち損そこな・う健康をそこねる。病気になる。「―・ひてわづらひける時に」〈古今・春下・詞書〉心地ここち違たが・う1いつもと違って気分がすぐれない。病気になる。「―・ひ頭かしら痛けれども」〈今昔・一六・三二〉2いつものような落ち着きをなくす。慌てふためく。「心地も違ひて、いかなる事ぞ、誰がのたまふぞ、と言へば」〈落窪・二〉心地ここち無な・し考えがあさはかである。思慮分別がない。「あないみじや。いかにしつる事どもぞ。常にかく―・き事どもをすること」〈宇津保・国譲上〉心地ここち行ゆ・く気分がさっぱりとする。気持ちが晴れ晴れする。「鳥のさへづるほど、―・き、めでたき朝ぼらけなり」〈源・絵合〉 |