释义 |
こ‐し‐かた【来し方】アクセント こしかた○ 〘連語〙《「こ」は動詞「く(来)」の未然形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形》1過ぎ去った時。過去。きしかた。「―は暗い苦悩くるしみと悲痛かなしみとに満たされていた」〈万太郎・末枯〉2通り過ぎてきた場所・方向。「―の山は霞かすみ、はるかにて」〈源・須磨〉補説 1の意は、平安中期には「きしかた」を用いた。平安末期にはその区別がはっきりしなくなり、鎌倉時代に入ると1・2両意に「こしかた」が使われるようになった。類語 昔・過去・以前・曽かつて・在りし日・往年・往時・往日・旧時・昔日せきじつ・昔時せきじ・昔年せきねん・往昔おうせき・往古・古昔こせき・古いにしえ・古く・その上かみ・当時・前前・かねて・かねがね・何時か・既往・これまで・従来・従前・先年・当年・一時・一頃・その節・先に・当時・古来・あらかじめ・前以て・年来・旧来・在来・その昔・太古・千古・大昔 |