释义 |
こちょう【胡蝶┊蝴蝶】〔コテフ〕一源氏物語第2二4四帖の巻の名。貴公子たちが求愛する玉鬘たまかずらに養父源氏までが懸想するさまを描く。二「胡蝶楽」の略。三謡曲。三番目物。観世・宝生・金剛流。旅僧が梅を見ていると、胡蝶の精が現れ、梅花にだけ縁のないことを嘆くが、法華経の功徳くどくの力で縁ができる。四長唄「鏡獅子」の舞踊に登場する役名。前段と後段の間のつなぎに二人で登場して舞い、また後段では獅子ししに絡む。五(蝴蝶)山田美妙の小説。明治2二2二年(1一8八8八9九)発表。壇ノ浦を舞台に、平家方の女房蝴蝶と、源氏方の間諜かんちょうとの悲劇を描く。 源氏物語・胡蝶の一場面/画・尾形月耕 国立国会図書館蔵 |