释义 |
さぶらい【▽侍】〔さぶらひ〕《動詞「さぶらう」の連用形から》1主君や主家のそば近くに仕える者。さぶらい人。㋐親王・摂関家などに仕えて、家務に携わる者。「若き―どもの五六人、汚なげなき姿にて雪まろばしするを見るとて」〈狭衣・二〉㋑武器をもって皇族や貴族の警固に任じた者。禁中の滝口、院の北面、東宮の帯刀たちはきの類。のち、上級武士の身分を表す呼び名となる。さむらい。「宮の―も、滝口も」〈紫式部日記〉㋒武家に仕える者。家の子。武士。さむらい。「―五騎、童一人、わが身共に七騎取って返し」〈平家・七〉2「下侍しもさぶらい」に同じ。「―にて男どもの酒たうべけるに」〈古今・夏・題詞〉3「侍所さぶらいどころ」の略。「東の対の北の端、東面などは―にせさせ給へり」〈栄花・本の雫〉 |