| 释义 |
然もあらばあれ然もあらん然もあり然もありなん然もあれ然も言われたり然もそうず然もない然もないと然もなくば然もなければ然もなし然も似たり然もやさ‐も【▽然も】アクセント さ↓も 〘副〙《副詞「さ」＋係助詞「も」から》1そうも。そのようにも。「―あろう」2確かにそれに違いないと思われるさま。いかにも。「―うれしそうな顔をする」3まったく。実に。「あはれ、―寒き年かな」〈源・末摘花〉類語 さもさも・そのよう・そんな・そういう・そう・そうした・然様さような・それほど・然しかく・余り・満更・必ずしも・あながち・一概に・さして・さしたる・さほど・さまで・大して・なかなか・取り立てて・別段・さのみ・さしも・これほど・どれほど・いかほど・何ほど・それくらい・これくらい・このくらい・こればかり然さもあらばあれそれならそれでしかたがない。なるようになれ。ままよ。さもあれ。「―、造化の翁が造り做したる活世界は」〈逍遥・小説神髄〉然さもあら◦ん「さもありなん」に同じ。然さもあ・り1そのようである。「よに―・らじ」〈落窪・一〉2もっともである。「加持などまゐりて出でさせ給へと申す。―・る事とみな人申す」〈源・若紫〉然さもありな◦んきっとそうであろう。もっともである。さもあらん。「今回の表彰も、彼の日頃の努力からは―◦んと思われた」類語 もちろん・元より・当然・もっとも・無論・まさに・当たり前・ご無理ご尤も・言うまでもない・言わずもがな・言を俟またない・論を俟またない・無理もない・無理からぬ然さもあれそれにしても。ともかくも。ままよ。さもあらばあれ。「―鉢かづきは、いか様変化へんげの者にて」〈伽・鉢かづき〉然さも言いわれ◦たり言われるとおりである。いかにももっともだ。「それ、―◦たりと言ひて」〈竹取〉然さもそうず1《「さもさうらはず」の音変化》いや、そうではない。とんでもない。「―。入道殿こそ過分の事をばのたまへ」〈平家・二〉2《「さもさうらはんず」または「さもさうらはんとす」の音変化》それもそうであろう。いかにもそのとおりであろう。「―さもあらん、此の度は仕損ずとも」〈浄・出世景清〉然さもな・いそれほどでもない。たいしたことはない。「―ことだ」然さもないとアクセント さ↓もないと もし、そうでないと。そうしないと。「急ぎなさい。―遅れますよ」類語 又は・あるいは・さもなければ然さもなくばそうでなければ。さもなければ。「降服せよ。―撃つぞ」然さもなければアクセント さ↓もな↓ければ ／さ↓も△な↓ければ そうでなければ。さもなくば。「君が直接交渉するか、―代理人を立ててもいい」類語 又は・あるいは・さもないと然さもな・し1そんなことはない。「そこにもしかぞ思しけむ。されど、―・かりし事なり」〈大鏡・道隆〉2たいしたこともない。どうということもない。「―・き笛をうやうやしく」〈読・弓張月〉然さも似に◦たりいかにもよく似ている。「目もと口もとそのままに我が影にも―◦たり」〈浄・国性爺〉然さもや1そのように…か。「―染みつかむと、あやふく思ひ給へり」〈源・末摘花〉2《下に「あらむ」が略された形》そうでもあろうか。あるいはそうか。「―と、また思ひ乱れ給ふ」〈源・橋姫〉 |