释义 |
[一]〘接〙[二]〘感〙然ればと言ってされ‐ば【▽然れば】《動詞「さ(然)り」の已然形+接続助詞「ば」から》一〘接〙1前述の事柄の当然の結果として起こることを表す。そんなわけで。そうであるから。だから。「―賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て出来るものなり」〈福沢・学問のすゝめ〉2話題を転じるときに用いる。それでは。さて。ところで。「―出かけるとしよう」3意外なことなどを感情をこめて述べるときに用いる。いったい。そもそも。「―こは何事ぞ。日本国をしづむる事、義仲、義経がしわざにあらずや」〈平家・一一〉二〘感〙相手の言葉に答えて発する語。さよう。そう。いや。「『権三殿は御存知ないか』『―、存じたとも申されず、存ぜぬとも申されぬ』」〈浄・鑓の権三〉然さればと言いってそうは言うものの。とは言っても。「医療費はかかるが、―放ってはおけない」 |