释义 |
然りと雖も然る上は然るが故にしか・り【▽然り┊×爾り】アクセント しか↓り 〘動ラ変〙《副詞「しか」にラ変動詞「あり」の付いた「しかあり」の音変化》そのようである。そのとおりである。そうである。「―・り、君の言うとおり」「俗語などは、はかなきもののようなれども、なかなかに―・らず」〈逍遥・小説神髄〉然しかりと雖いえどもそうであるけれども。そうではあるが。「今日の如き…光輝を発したるは、未曽有の事なるべし、―、ここに止まるべからず」〈中村訳・西国立志編〉然しかる上うえはそうであるからには。「人ありて、拙きままにこそうちかなはであることなれ。―、この上人の、大師のまねして定に入らるれば」〈撰集抄・七〉然しかるが故ゆえにそうであるから。それゆえに。 |