释义 |
しき‐さんば【式三▽番】アクセント しきさ↓んば 《「しきさんばん」とも》1猿楽に古くから伝わる儀式的な曲。初めは父尉ちちのじょう・翁おきな・三番猿楽(のちの三番叟さんばそう)、室町時代以降は千歳せんざい・翁・三番叟の三人による祝福舞。現在の能の「翁」。2江戸歌舞伎の儀式舞踊。能の「翁」をまねたもので、顔見世の初日から3三日間、正月興行の仕初しぞめ、劇場のこけら落としなどに行われた。翁渡おきなわたし。3歌舞伎舞踊。能の「翁」を儀式・祝言用の舞踊としたもの。長唄「翁千歳三番叟」、常磐津「祝言式三番叟」、義太夫「寿式三番叟」などがある。 江戸歌舞伎・式三番を描いた錦絵/画・鳥居清貞 国立国会図書館蔵 |