释义 |
下紐解くした‐ひも【下×紐】1「下帯2」に同じ。2《古くは「したびも」》下裳したも・下袴したばかまなどの紐。下結したゆう紐。「君に恋ひうらぶれ居れば悔しくもわが―の結ふ手いたづらに」〈万・二四〇九〉3腰巻き。「白羽二重の―をわざと見せるはさもし」〈浮・一代女・六〉下紐したひも解と・く一(「解く」が四段活用の場合)《下紐を解いて衣服を脱ぐ意から》男女が共寝をする。「われならで―・くな朝顔の夕影またぬ花にはありとも」〈伊勢・三七〉二(「解く」が下二段活用の場合)1下紐が解ける。相手に思われていると、下紐が自然に解けると信じられていた。「我妹子わぎもこし我を偲ふらし草枕旅のまろ寝に―・けぬ」〈万・三一四五〉2《結ばれていたものが解ける意から》花が開く。「花ははや―・けてから衣たつたの山に匂ふ春風」〈続千載・雑上〉 |