释义 |
小人閑居して不善をなす小人窮すれば斯に濫す小人罪無し玉を懐いて罪有り小人の過つや必ず文る小人の勇しょう‐じん【小人】〔セウ―〕アクセント しょうじん○ 1幼少の人。子供。しょうにん。⇔大人たいじん。2身長の低い人。また、からだが並みはずれて小さい人。3度量や品性に欠けている人。小人物。「―の腹は満ち易し」⇔大人たいじん。4身分の低い人。「―の家の女つつしみて身をもて」〈十訓抄・五〉5男色の相手をする少年。若衆わかしゅ。「―のもてあそび七百二十五人」〈浮・一代男・一〉類語 匹夫・小物・小人物・鼠輩小人しょうじん閑居かんきょして不善ふぜんをなす《「礼記」大学から》つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしない。小人しょうじん窮きゅうすれば斯ここに濫らんす《「論語」衛霊公から》徳のない品性の卑しい人は、困窮すると自暴自棄になり悪事を行う。小人しょうじん罪つみ無なし玉たまを懐いだいて罪つみ有あり《「春秋左伝」桓公一〇年から》つまらない人間でも、本来のままなら罪を犯すことはないのに、身分不相応の財宝を持つと罪を犯すようになる。類語 玉を懐いて罪あり・匹夫罪なし璧たまを懐いて罪あり・服の衷ちゅうならざるは身の災いなり・人参飲んで首縊くくる・仏神は来らざる果報を願えば還かえって災いを与う小人しょうじんの過あやまつや必かならず文かざる《「論語」子張から》品性の卑しい人は、過失を犯しても改めようとせず、きっと言い訳をしてごまかそうとする。小人しょうじんの勇ゆう《「荀子」栄辱から》つまらない人間の、思慮の浅い、軽はずみの勇気。 |