释义 |
[一]〘接助〙[二]〘副助〙[三]〘間助〙し一〘接助〙活用語の終止形に付く。1前に述べる事柄が、後に述べる事柄と並列的、対比的な関係であることを表す。「御飯も炊ける―、味噌汁も作れる」 「成績はよくもない―、悪くもない―といったところだ」2前に挙げた事柄を原因・理由として下の事柄に続ける意を表す。から。ので。「身体はじょうぶです―、もっと働けます」 「家も近いんだ―、たまには寄れよ」3(終助詞的に用いて)一つの事実・条件を言いさし、結論を言外に暗示する意を表す。「旅行はしたいけれども、暇はない―」 「せっかく出場させてもエラーはする―」4(「…まいし」の形で)相手を軽んじたり、詰問したりする意を表す。「子供のけんかじゃあるまい―」 「人ごとではあるまい―、まじめに考えなさい」補説 近世以降用いられ、おもに打ち解けた対話に用いられる。二〘副助〙名詞、活用語の連体形および連用形、副詞、助詞などに付いて、上の語を強調する意を表す。「から衣きつつなれにしつま―あればはるばるきぬる旅を―ぞ思ふ」〈伊勢・九〉補説 上代に多く用いられ、中古以降は「し…ば」の形、または「しも」 「しは」 「しぞ」のように他の助詞と複合した形で用いられる。三〘間助〙《上代語》多く「やし」 「よし」の形で、詠嘆を表す。「よしゑや―直ただならずともぬえ鳥の心泣うらなけ居りと告げむ子もがも」〈万・二〇三一〉 |