释义 |
じこしほん‐ひりつ【自己資本比率】自己資本と他人資本を合計したものである総資本に占める、自己資本の割合。数値が高いほど企業の安定性が高いとされる。株主資本比率。補説 自己資本は返済義務のない資本であり、銀行の場合、不良債権などの損失を適切に処理し業務を健全に運営するために十分な自己資本が必要となる。バーゼル合意では、自己資本比率は、通常の自己資本比率とは異なり、リスクウエートを乗じた総資産を用いて算出され、国際業務を行う銀行に8八パーセント以上の自己資本比率維持を求め、海外拠点をもたない、国内業務を行う銀行に対して4四パーセント以上の自己資本比率維持を求めている。また、日本国内の証券会社については、金融庁が自己資本規制比率を定めている。この場合の自己資本比率は、固定化されていない自己資本の額(資本金や劣後ローンなどの自己資本から固定資産や自己株式を差し引いた額)をリスク相当額(市場リスク・取引先リスク・基礎的リスクの合計)で割って算出したもので、1一4四0〇パーセントを下回ると金融庁への届け出が必要となり、1一2二0〇パーセントを下回ると業務の方法の変更が命じられ、1一0〇0〇パーセントを下回ると業務の全部または一部の停止を命じられる場合がある。 |