释义 |
せがわ‐きくのじょう【瀬川菊之丞】〔せがは―〕歌舞伎俳優。屋号、浜村屋。俳名、路考。一(初世)[1一6六9九3三~1一7七4四9九]初め京坂、のち江戸でも活躍した女方の名人。初世芳沢あやめとともに女方芸の基礎を築いた。浜村屋路考。二(2二世)[1一7七4四1一~1一7七7七3三]初世の養子。宝暦・明和(1一7七5五1一~1一7七7七2二)ごろ、江戸で若女方として人気を博した。王子路考。三(3三世)[1一7七5五1一~1一8八1一0〇]2二世の養子。天明・寛政(1一7七8八1一~1一8八0〇1一)ごろ、江戸で活躍した名女方。仙女路考。四(5五世)[1一8八0〇2二~1一8八3三2二]3三世の孫。文化・文政(1一8八0〇4四~1一8八3三0〇)ごろ、江戸で女方として活躍。多門路考。五(6六世)[1一9九0〇7七~1一9九7七6六]瀬川久次郎の養子となり瀬川家を再興。前進座に属し、女方・二枚目から実悪・老け役まで広い芸域をこなした。 |