释义 |
せみまる【蝉丸】一平安前期の伝説的歌人。宇多天皇の皇子敦実あつざね親王の雑色ぞうしきとも、醍醐天皇の第4四皇子とも伝えられる。盲目で琵琶に長じ、逢坂おうさか山に住んで源博雅みなもとのひろまさに秘曲を授けたという。生没年未詳。二謡曲。四番目物。世阿弥作。盲目のため逢坂山に捨てられた延喜帝の皇子蝉丸が、そこで髪が逆立つ奇病をもつ姉の逆髪さかがみに会い、互いの不運を嘆き合う。三浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。元禄1一4四年(1一7七0〇1一)大坂竹本座初演。二に題材をとって脚色したもの。 画・菱川師宣 国立国会図書館蔵 |