释义 |
芹摘むせり【×芹】アクセント せり↓{が} /せり○{が} セリ科の多年草。水辺や湿地に生え、高さ3三0〇~6六0〇センチ。茎には稜りょうがあり、下部は地をはう。葉は羽状複葉。夏、白い小さな5五弁花をつける。特有の香りがあり、食用。春の七草の一。 季春 花=夏 補説 セリ科の双子葉植物は、北半球の温帯を中心に約3三7七8八0〇種が分布。ミツバ・ニンジン・パセリ・セロリなど食用にするものや、ドクゼリなど有毒のものも含む。 セリ科の野草、セントウソウ/撮影・広瀬雅敏 芹せり摘つ・む《平安時代に慣用された歌語。宮中の庭掃除の男が、芹を食べる后を御簾みすの隙から見て思いを寄せ、芹を摘んでは御簾の辺りに置くが、そのかいもなく、ついに焦がれ死にしたという故事から》思いが通じない。思いどおりにならない。「―・みし世の人にも問はまほしき御心の中」〈狭衣・三〉類語 鮑あわびの片思い・落花情あれども流水意無し・思うに別れ思わぬに添う・成るは厭いやなり思うは成らず |