释义 |
前後に暮れる前後も知らず前後を失う前後を忘ずる前後を忘れるぜん‐ご【前後】アクセント ぜ↓んご 〘名〙スル1ある位置を境にした、まえとうしろ。「―の車輪」 「―を見回す」2時間的にみた、まえとあと。「大会開幕―の慌ただしさ」3物事の順序や相互の関連。また、筋道。「話に―のつながりがない」 「―の見境もなく買いまくる」4㋐順序が逆になること。あとさきになること。「話が―する」 「紹介が―する」㋑ほとんど間隔をおかずに続くこと。「両者が―してゴールする」5出来事の、おおよその時期。ころ。「結婚した―は生活が苦しかった」6(接尾語的に)数量・年齢・時間などを示す語に付いて、その数値に近い意を表す。ぐらい。内外。「十人―」 「三五歳―」 「九時―」類語 (4㋐)前後ろ・後先・後ろ前前後ぜんごに暮く・れるどうしてよいかわからなくなる。途方に暮れる。前後に迷う。「びっくともせぬ国性爺―・れてぞ見えにける」〈浄・国性爺〉前後ぜんごも知しら◦ず前後のこともわからない。前後不覚である。「疲労困憊こんぱいして―◦ず寝入る」前後ぜんごを失うしな・う「前後を忘れる」に同じ。前後ぜんごを忘ぼう・ずる「前後を忘れる」に同じ。前後ぜんごを忘わす・れる興奮したり、酒に酔ったりして、一時、善悪是非の判断ができなくなる。また、正体がなくなる。前後を失う。前後を忘ぼうず。「道楽に―・れてのめりこむ」 |