释义 |
たいら‐の‐まさかど【平将門】〔たひら―〕一[?~9九4四0〇]平安中期の武将。高望たかもちの孫。下総しもうさを本拠として土着豪族の伝統的勢力を継承、伯父国香を殺し、関東の最強豪族となった。下総猿島さしまに王城を営み、文武百官を置いて新皇と称したが、平貞盛・藤原秀郷ふじわらのひでさとに攻められて敗死。二海音寺潮五郎の長編歴史小説。昭和2二9九年(1一9九5五4四)から「経済産業新聞」に連載されたものが初出。単行本は、第一部「帰去来の巻」が昭和3三0〇年(1一9九5五5五)、第二部「乱離の巻」が昭和3三2二年(1一9九5五7七)刊行。戦前・戦中の皇国史観により、逆臣として不当に評価されてきた一の歴史的位置づけを正そうとした作品。三真山青果の戯曲。大正1一4四年(1一9九2二5五)、雑誌「中央公論」1一月号に掲載。昭和2二年(1一9九2二7七)2二月、井上正夫らが本郷座にて初演。 |