释义 |
[一]〘名〙[二]〘形動ナリ〙徒では済まないぞ徒の鼠ではない只より高いものはないただ【▽徒┊×只】アクセント た↓だ 《「直ただ」と同語源》一〘名〙1取り立てて値打ちや意味がないこと。普通。「―の人」 「―のからだではない」2何事もなく、そのままであること。無事。「見つかったら―では済まない」3(只)代金のいらないこと。また、報酬のないこと。無料。「―でくれる」 「―で働く」二〘形動ナリ〙1ありきたり。また、ありのまま。「―なる絹綾など取り具し給ふ」〈源・宿木〉2何事もないさま。「朝露のおくる思ひに比ぶれば―に帰らむ宵はまされり」〈和泉式部日記〉補説 一3は「只」の字を「ロ」と「ハ」とに分け、俗に「ろは」という。類語 (一1)平凡・ありきたり・並・凡俗・俗・ありふれる・普通・一般・一般的・尋常・通常・平常・通例・標準・標準的・平均的・常つね・当たり前・常並み・世間並み・十人並み・月並み・凡庸・日常茶飯・日常茶飯事・平平凡凡・常套・決まり・お定まり・平板・類型的・紋切り型・芸がない・ノーマル・レギュラー・スタンダード/(一3)無料・無銭・無償・ろは・フリー徒ただでは済すまないぞこのままでは済まない、必ず仕返しをする、の意で、別れぎわに言う言葉。ただでは置かないぞ。「おぼえていろ。―」徒ただの鼠ねずみではない尋常の者ではない。油断のならないやつである。只ただより高たかいものはないただで何かをもらうと、代わりに物事を頼まれたりお礼に費用がかかったりして、かえって高くつく。 |