释义 |
月が満ちる月と鼈月に異に月に磨く月に叢雲花に風月の前の灯火月満つれば則ち虧く月も朧に白魚の篝もかすむ春の空月よ星よと月を越す月を指せば指を認む月を跨ぐつき【月】アクセント つき↓{が} /【複】~↓づき1地球の衛星。赤道半径は1一7七3三8八キロ、質量は地球の約8八1一分の1一。恒星を基準とすると地球の周りを周期約2二7七.・3三日(恒星月)で公転する。自転と公転の周期が等しいので、常に一定の半面だけを地球に向けている。太陽の光を受けて輝き、太陽と地球に対する位置によって見かけの形が変化し、新月(朔さく)・上弦・満月(望ぼう)・下弦の現象を繰り返す。この周期が朔望月げつで、約2二9九.・5五日。昔から人々に親しまれ、詩歌・伝説の素材とされる。太陰。月輪。 季秋 「―ぞしるべこなたへいらせ旅の宿/芭蕉」2他の惑星の衛星。「土星の―」3月の光。月光。つきかげ。「―がさし込む」 「―の明るい晩」4暦で、1一年を1一2二に分けた一。太陽暦では、「大の月」を3三1一日、「小の月」を3三0〇日、ただし2二月だけ平年は2二8八日、閏年うるうどしは2二9九日とする。51一か月。「―に一度の会議」6約1一0〇か月の妊娠期間。「―満ちて玉のような子を産む」7紋所の名。1の形を図案化したもの。8月のもの。月経。「汝なが着けせる襲おすひの裾に―立ちにけり」〈記・中・歌謡〉類語 月輪・夕月・立ち待ち月・居待ち月・寝待ち月・残月・有明の月・新月・三日月・上弦・下弦・弦月・弓張り月・半月・満月・望月・明月・名月・春月・朧月・寒月/鵲かささぎの鏡・桂男かつらおとこ・玉蟾ぎょくせん・玉兎ぎょくと・玉輪ぎょくりん・月輪げつりん・姮娥こうが・細愛壮子ささらえおとこ・嫦娥じょうが・蟾兎せんと・玉桂たまかつら・玄兎げんと・瑶台ようだい 月の紋所の一つ「月に雲」 月の紋所の一つ「月に星」 月つきが満み・ちる1満月になる。2出産予定の月に達する。臨月になる。「―・ちて無事出産する」月つきと鼈すっぽん月もスッポンも同じように丸いが、比較にならないほどその違いは大きいこと。二つのものがひどく違っていることのたとえ。提灯ちょうちんに釣鐘。類語 雲泥の差・提灯ちょうちんに釣鐘月つきに異けに月ごとに。月ごとにまして。「―日に日に見とも」〈万・九三一〉月つきに磨みが・く月光を浴びて、景色がいっそう美しく見える。「雪降れば峰の真榊まさかきうづもれて―・けるあまのかぐ山」〈新古今・冬〉月つきに叢雲むらくも花はなに風かぜ世の中の好事には、とかく差し障りが多いことのたとえ。月つきの前まえの灯火ともしびりっぱなものと比較されて引き立たないことのたとえ。月つき満みつれば則すなわち虧かく《「史記」蔡沢伝から》満月は必ず欠ける。物事は盛りに達すれば必ず衰えはじめるというたとえ。類語 始め有るものは必ず終わり有り・満は損を招く・亢竜こうりょう悔いあり・朝顔の花一時ひととき・槿花きんか一日いちじつの栄・盛者必衰じょうしゃひっすい月つきも朧おぼろに白魚しらうおの篝かがりもかすむ春はるの空そら歌舞伎「三人吉三廓初買さんにんきちさくるわのはつがい」の、お嬢吉三のせりふの冒頭の一節。しらじらと明けて霞んでいる初春の空の情景を表したもの。月つきよ星ほしよとこの上なく愛したりたたえたりすることのたとえ。月つきを越こ・す翌月になる。「完成は―・しそうだ」月つきを指させば指ゆびを認みとむ《「楞厳りょうごん経」から》月を示そうと指さしても、肝心の月を見ないで指を見る。道理を説き聞かせるのに、本旨を理解しないで、文字や言葉の端々にばかりこだわることをいう。月つきを跨また・ぐ翌月に及ぶ。2二か月にわたる。「―・いで興行する」 |