释义 |
[一][二]手習いは坂に車を押す如して‐ならい【手習い】〔―ならひ〕アクセント てな↓らい 一1文字を書くことを習うこと。習字。2けいこ。学問。「六〇の―」3心に浮かぶままに古歌などを書き記すこと。「例ならぬけしきを見て、いと心憂しと思ひて前なる硯に、―をしてかく書き付く」〈宇津保・嵯峨院〉二源氏物語第5五3三巻の巻名。薫大将、2二7七歳から2二8八歳。宇治川に入水じゅすいした浮舟は横川僧都よかわのそうずに助けられ、やがて出家。薫はそのうわさを聞き、浮舟に会おうとする。 源氏物語・手習いの一場面/画・尾形月耕 国立国会図書館蔵手習てならいは坂さかに車くるまを押おす如ごとし学問は少し油断するともとへ戻ってしまうから、絶えず努力しなくてはいけないというたとえ。 |