释义 |
[一][二]とこ‐なつ【常夏】アクセント とこなつ○ 一1一年中が夏であること。常に夏のような気候であること。「―の国」2セキチクの変種。多くの品種があり、花は濃紅色のほか、白色や絞りなど。名は、春から秋にかけて咲きつづけることに由来。 季夏 「―に水浅々と流れけり/青々」3襲かさねの色目の名。「なでしこ」に同じ。4《夏から秋にかけて咲くところから》ナデシコの古名。「―の花をだに見ばことなしに過す月日も短かかりなむ」〈後撰・夏〉二源氏物語第2二6六巻の巻名。光源氏、3三6六歳。源氏は玉鬘たまかずらに心をひかれ、内大臣は近江君おうみのきみを探し出す。 源氏物語・常夏の一場面/画・尾形月耕 国立国会図書館蔵 |