释义 |
迚もじゃないが迚ものことにとて‐も【×迚も】アクセント とても○ 〘副〙《「とてもかくても」の略》1(あとに打消しの表現を伴って用いる)どのようにしても実現しない気持ちを表す。どうしても。とうてい。「―食べられない量」 「―無理な相談」2程度のはなはだしいさま。非常に。たいへん。とっても。「空が―きれいだ」3結局は否定的な結果になるという投げやりな気持ちを表す。どうせ。しょせん。「―お留守だろうと思ったんですけどね」〈里見弴・多情仏心〉「―、地獄は一定すみかぞかし」〈歎異抄〉4よりよい内容を望む気持ちを表す。どうせ…なら。「―我をあはれみ給ふ上は」〈仮・伊曽保・上〉補説 「迚」は国字。類語 (1)到底とうてい・どうしても・何としても・まず・何等なんら・全然・全く・一向・さっぱり・まるきり・まるで・少しも・からきし・ちっとも・皆目・一切・まるっきり・とんと・いささかも・毫も・微塵も・毛頭・露・更更・何も・何なんにも・何一つ・一つとして・全くもって・どだい・てんで・寸分・一寸・寸毫・毫末・夢にも/(2)大層・大変・極めて・至って・非常に・甚はなはだ・頗すこぶる・至極しごく・極ごく・いとも・実に・まことに・大いに・いたく・ひどく・恐ろしく・すごく・ものすごく・滅法めっぽう・さんざっぱら・さんざん・さんざ・こってり・はなはだ・無性に・やたら・むやみ・みだり・むやみやたら・めったやたら・めった・やみくも・あまり・無下に・後先なし・無謀・無鉄砲・盲めくら滅法・盲目的・後先見ず・向こう見ず・命知らず・破れかぶれ・やけ・自暴自棄・ふてくされる・やけくそ・やけっぱち・自棄・捨て鉢・八方破れ・無軌道・放埒ほうらつ・放縦・放逸・奔放・野放図・勝手次第・好き勝手・ほしいまま・切実・切切・痛切・つくづく・つらつら・ひしひし・しみじみ・心こころから・心しんから・心が動く・こよなく・ぞっこん・じいん・度外れ・途方もない・途轍とてつもない・桁違い・過度・ひどい・この上ない・特別・ことさら・ひたすら迚とてもじゃないが「とても1」を強めた言い方。「その値段では―買えない」迚とてものことについでのことに。いっそのこと。「―其処へ遊んで見たまえ」〈露伴・観画談〉 |