释义 |
長い目で見る長い物には巻かれよ長い草鞋を履く長き眠り永き日長き夜長き世の闇長き別れなが・い【長い┊永い】アクセント なが↓い 〘形〙文なが・し〘ク〙1(長い)はしからはしまでの隔たりが大きい。「―・い橋」 「―・いひも」 「手足が―・い」⇔短い。2ある時点までの間隔が大きい。久しい。また、永久である。「―・い年月」 「―・い旅に出る」 「―・い時間話し合う」⇔短い。3のんびりしている。また、辛抱強い。「気が―・い」 「息の―・い研究」⇔短い。派生 ながげ〘形動〙 ながさ〘名〙下接句 舌が長い・尻しりが長い・鼻毛が長い・鼻の下が長い・細く長く・帯に短し襷たすきに長し・山高く水長し類語 (1)ロング・長大・長め・長さ・最長・横長・縦長・細長い・長細い・ひょろ長い/(2)長丁場・長時間・延延・長らく・息が長い・悠久・永久・永遠・とわ・永世・常しえ・常しなえ・恒久・悠遠・長久・経常・不変・常磐・永劫・永代・久遠・無限・無窮・不朽・万代不易・万世不易・万古不易・千古不易・久しい・久しぶり・久方ぶり・久久・しばらくぶり長ながい目めで◦見みる現状だけで判断を下さず、気長に将来を見守る。「新人の成長を―◦見る」長ながい物ものには巻まかれよ勢力・権力のある者には、逆らわないほうが得である。長い物には巻かれろ。長ながい草鞋わらじを履は・く博徒などがその土地にいられなくなり、旅に出る。長ながき眠ねぶり1長い間の眠り。迷いから長くさめないことのたとえ。「逢ふと見しその夜の夢のさめであれな―は憂かるべけれど」〈千載・恋四〉2死ぬこと。永眠。「七十の夢より後のいかならん―の果てぞ悲しき」〈続千載・雑下〉永ながき日ひ昼間の長い春の日。永日。 季春 長ながき夜よ夜明けまでの時間が長い夜。特に、秋の夜。 季秋 「―やひそかに月の石だたみ/万太郎」長ながき世よの闇やみ釈尊の入滅後を闇にたとえたもの。また、無明の闇。「まつはれてこそは、―にもまどふわざななれ」〈源・横笛〉長ながき別わかれ長い間の別れ。また、永久に会えない別れ。永別。永の別れ。「これもまた―になりやせむ暮を待つべき命ならねば」〈新古今・恋三〉 |