释义 |
鳴いた烏がもう笑う泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生泣いて馬謖を斬る泣いても笑っても鳴かず飛ばず泣く子と地頭には勝てぬ泣く子もあれば笑う子もある泣く子も黙る泣く子も目を開け鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす泣くに泣けない鳴く猫は鼠を捕らぬ鳴くまで待とう時鳥な・く【泣く┊鳴く┊×啼く】アクセント なく○ 〘動カ五(四)〙1(泣く)㋐悲しみ・苦しみ・喜びや痛さなどをおさえることができず、声をあげたり、涙を出したりする。「うれし泣きに―・く」 「大声をあげて―・く」 「話に感動して―・く」㋑身にしみて、つらい思いをする。苦労を経験する。「悲運に―・く」 「悪天候に―・く」㋒無理や損を知りつつ承知する。権利をあきらめたり、しかたなく身をひいたりする。「ここは一つ君に―・いてもらおう」㋓実際の内容と隔たりが大きく、それと名乗るのがはばかられる思いがする。「看板が―・く」 「名門校の名が―・く」㋔染色や加工のとき染料が隣の色や白地の部分に浸出する。2(鳴く・啼く)鳥・虫・獣などが声を出す。「虫が―・く」 「蛙がやかましく―・く」 「雉きじも―・かずば撃たれまい」3(鳴く)物がきしんで音を立てる。「急カーブでタイヤが―・く」 「砂が―・く浜」4(鳴く)マージャンで、他の人の捨てた牌パイを碰ポン、槓カンする。または、左隣の人の捨てた牌を吃チーする。可能 なける類語 (1㋐)涙する・涙ぐむ・噎むせぶ・啜すすり上げる・噦しゃくり上げる・咳せき上げる・哭こくする・落涙する・流涕りゅうていする・涕泣ていきゅうする・歔欷きょきする・嗚咽おえつする・慟哭どうこくする・号泣する・号哭ごうこくする・めそめそする・差し含ぐむ・泣き明かす・泣き暮らす・泣き伏す・泣き沈む・泣き崩れる・泣き濡れる・泣き出す・泣き叫ぶ・泣き喚く・泣き腫らす・泣きじゃくる・噎むせび泣く・噎せ返る・泣き噎ぶ・すすり泣く・忍び泣く・涙に暮れる・涙に沈む・涙に噎ぶ・袖そでを絞る・むずかる・べそをかく/(1㋒)負ける・値引きする・おまけする・勉強する・奉仕する・サービスする・色を付ける/(2)囀さえずる・集すだく・吠ほえる・嘶いななく・咆哮ほうこうする・遠吠えする・時をつくる・喉を鳴らす・吠え立てる・唸る・哮たける・嘯うそぶく・鳴き頻る・鳴き立てる・歌う・地鳴き・笹鳴き・蝉時雨・虫時雨鳴ないた烏からすがもう笑わらう⇒今いま泣いた烏からすがもう笑う泣ないて暮くらすも一生いっしょう笑わらって暮くらすも一生いっしょう悲しんで暮らしても、愉快に暮らしても、一生は一生だから、愉快に暮らさなければつまらない。泣ないて馬謖ばしょくを斬きる《中国の三国時代、蜀しょくの諸葛孔明しょかつこうめいは日ごろ重用していた臣下の馬謖が命に従わず魏に大敗したために、泣いて斬罪に処したという「蜀志」馬謖伝の故事から》規律を保つためには、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分することのたとえ。泣ないても笑わらってもどのようにしてみても。物事が最後の段階にきていることのたとえ。「―卒業まであと一週間だ」鳴なかず飛とばず将来の活躍に備えて行いを控え、機会を待っているさま。また、何の活躍もしないでいるさま。「―の下積み生活」→三年飛ばず鳴かず泣なく子こと地頭じとうには勝かてぬ聞き分けのない子や横暴な地頭とは、道理で争っても勝ち目はない。道理の通じない相手には、黙って従うしかない。泣なく子こもあれば笑わらう子こもある同じ子供でも、泣く子もあれば笑う子もあるように、世の中はさまざまである。泣なく子こも黙だまる聞き分けなく泣いている子供も急に黙ってしまうほど、威力や勢力のあることのたとえ。泣なく子こも目めを開あけ泣いている子でも、目をあけて周囲の状況を見る。いくら思慮分別のない者でも、少しは時と場合とを考えて振る舞うものだ。鳴なく蝉せみよりも鳴なかぬ蛍ほたるが身みを焦こがすあれこれ口に出す者より、何も言わない者のほうが情が深いというたとえ。泣なくに泣なけ◦ない泣いたくらいではどうにもならないほど、ひどくつらい。「―◦ない凡ミス」鳴なく猫ねこは鼠ねずみを捕とらぬよくしゃべる者は、かえって実行しないということのたとえ。鳴なくまで待まとう時鳥ほととぎす機が熟するまで辛抱強く待とう、の意。徳川家康の性格を表現した句「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」から。これに対し、「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」が織田信長の、「鳴かぬなら鳴かしてみしょう時鳥」が豊臣秀吉の性格を表現しているとする。 |