释义 |
夏歌う者は冬泣く夏掛く夏の小袖夏は日向を行け冬は日陰を行け夏も小袖なつ【夏】アクセント なつ↓{が} 四季の第二。春と秋の間で、日本では6六・7七・8八月をいう。暦の上では立夏から立秋の前日まで(陰暦の4四月から6六月まで)をいい、天文学では夏至から秋分までをいう。一年中で最も高温・多湿で、日中が長い。 季夏 「―真昼死は半眼に人を見る/蛇笏」補説 作品名別項。→夏類語 夏場・夏季・夏期夏なつ歌うたう者ものは冬ふゆ泣なく働ける夏に働かないで歌い暮らす者は、冬になって寒さと飢えに泣く。夏なつ掛か・く春から夏にまたがる。「池の藤波―・けてこれも御幸を待ち顔に」〈謡・大原御幸〉夏なつの小袖こそで小袖は冬着であるところから、時節外れで不用な物のたとえ。夏なつは日向ひなたを行ゆけ冬ふゆは日陰ひかげを行ゆけ夏に暑い日向を、冬に寒い日陰を歩くように、あえてつらい道をゆくことで身体を鍛練せよ。また、道をゆずり、出すぎないようにせよということ。夏なつも小袖こそで「戴いただく物は夏も小袖」の略。 |