释义 |
なつめ【×棗】アクセント なつめ○ 1クロウメモドキ科の落葉高木。葉は卵形で、3三本の脈が目立ち、互生する。夏、黄緑色の小花をつけ、楕円形の実を結び、暗赤褐色に熟す。実は食用に、また漢方で乾燥させたものを大棗たいそうといい、強壮薬に用いる。中国北部の原産。名は、初夏になって葉の芽を出すことによる。 季実=秋 花=夏 「竿をもて―をたたく巡査かな/素十」2染料の一。1の実を乾燥し、刻んだものを煎せんじて染め汁を作る。茶系統の色。3薄茶器の一。木製漆器の容器で、形状が1の実に似ている。古くは棗形茶入れといい、室町中期に京都妙覚寺法界門付近に住んでいた羽田五郎はねだごろうが始めたという。 撮影・広瀬雅敏 撮影・広瀬雅敏 干したナツメの実 |