释义 |
何がさて何が何して何とやら何がなんでもなに‐が【何が】〘連語〙《代名詞「なに」+格助詞「が」》1反語の意を表す。どうして…か、そんなことはない。「そんなに着ていて、―寒いものか」「―惜しかろ。…是これもそちにやるぞ」〈続狂言記・秀句大名〉2原因を表す句の上に付いて、次の結果は当然であるという気持ちを表す。なにしろ。なにせ。「信濃へ行きやした。―あっちは飯どころでござりやすから」〈滑・膝栗毛・七〉何なにがさて1何はともあれ。とにかく。何はさておき。「馬鹿気た様なことを思って見たり、―上機嫌だったのだ」〈梶井・瀬山の話〉2もちろん。「『今日は一段の御機嫌でござる』『―、かやうに天下穏やかにして、めでたい折から、機嫌の悪からう子細がない』」〈虎明狂・鈍根草〉何なにが何なにして何なんとやら浪曲の節ふしを示すのに、それにのせていう言葉。何なにがなんでもどんなことがあっても。絶対に。「―やりぬくぞ」類語 強いて・敢えて・むりやり・努めて・できるだけ・極力・なるたけ・なるべく・可及的・必ず・きっと・絶対・是非・何としても・どうしても・是が非でも・押して・たって・どうぞ・どうか・くれぐれも・願わくは・なにとぞ・なんとか・まげて・ひとつ・必ずや・必然・必定・必至・不可避・誓って・てっきり・違いない・はず・決まって・すなわち・否が応でも・否でも応でも・否いやでも・否いやとも・是非とも |