释义 |
にしき‐ぎ【錦木】アクセント にしき↓ぎ 1ニシキギ科の落葉低木。山野に自生。枝にコルク質の翼が四方につき、葉は楕円形で、秋に紅葉する。5五月ごろ、黄緑色の小花が咲き、実は赤く熟す。庭木にされ、枝に翼のないものをコマユミという。ニシキギ科にはマユミ・マサキなども含まれ、種子に鮮やかな色の仮種皮をもつものが多い。 季秋 花=夏 「われ稀に来て―を立去らず/夜半」25五色に彩った約3三0〇センチくらいの木。昔、奥州で、男が恋する女に会おうとするとき、女の家の前にこれを立て、女に迎え入れる心があれば取り入れ、取り入れなければ、男はさらに繰り返し、千本を限度として通ったという。「思ひかね今日立て初むる―の千束も待たであふよしもがな」〈詞花・恋上〉補説 書名別項。→錦木 撮影・おくやまひさし |