释义 |
[一][二][三]に‐も〘連語〙一《格助詞「に」+係助詞「も」》1格助詞「に」に並列・列挙や強調などの意を加える。「ぼく―わかる」 「被害額は数億円―のぼる」「かばかり守る所に、天の人―負けむや」〈竹取〉2(「…にも…ない」 「…にも…ず」の形で、下に上の動詞の可能形を置き)その動作がどうしてもできない、または、その動作をするのをためらう、という意を表す。「歩く―歩けない」 「笑う―笑えず困った」二《接続助詞「に」+係助詞「も」》(多く「…うにも」の形で)逆接の仮定条件を表す。「運転しよう―車がない」三《断定の助動詞「なり」の連用形+係助詞「も」》…でも。「あぢきなきすさびにて、かつ破やり捨つべきものなれば、人の見るべき―あらず」〈徒然・一九〉 |