释义 |
[一][二]に‐や〘連語〙一《断定の助動詞「なり」の連用形+係助詞「や」》1㋐文中にあって連体形の結びを伴う用法。…で…か。「朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふつもり―ありけむ」〈源・桐壺〉㋑文末にあって結びを伴わない用法。…なのか。「あやし。ひが耳―」〈源・若紫〉2軽く詠嘆的に言い切る意を表す。「さもあるべき事―」〈奥の細道〉補説 1㋐は下に「あらむ」 「あるらむ」 「ありけむ」などを伴うことが多い。2は江戸時代の用法。二《格助詞「に」+係助詞「や」》疑問・反語の意を表す。…に…か。「そなた―まゐり来くべき」〈かげろふ・下〉 |