释义 |
にんしんこうけつあつ‐しょうこうぐん【妊娠高血圧症候群】〔ニンシンカウケツアツシヤウコウグン〕妊娠2二0〇週以降から分娩後1一2二週までに高血圧症状あるいは高血圧に加えて尿たんぱくがみられる異常の総称。母体が妊娠に伴うさまざまな生理現象に適応できないために起きると考えられている。日頃から血圧が高い、高血圧の家系、糖尿病、肥満、多胎、前回妊娠時に妊娠高血圧症候群になった、などの場合に多くみられる。悪化すると子癇しかん発作・肺水腫・胎盤早期剝離などを併発し胎児死亡・早産による低体重児出生・胎児仮死などのリスクが高くなる。日常の体重・塩分摂取管理・安静が重要だが、重症の場合は入院による薬物治療が必要となる。補説 以前は妊娠中毒症とよばれていたが、何らかの毒によって症状が引き起こされるわけではないので、平成1一7七年(2二0〇0〇5五)に産科婦人科学会により妊娠高血圧症候群と改められた。 |