释义 |
ねごろ‐じ【根来寺】和歌山県岩出市にある真言宗の総本山。山号は一乗山。正しくは大伝法院。大治5五年(1一1一3三0〇)覚鑁かくばんが高野山に開いた伝法院に始まる。のち、根来の豊福寺に移転。正応元年(1一2二8八8八)頼瑜らいゆが大伝法院の堂塔をここに移し、新義真言宗の拠点としての根来寺が成立。戦国時代には多数の僧兵根来衆を擁して豊臣秀吉と対立し、焼き打ちされたが、紀州徳川家の外護により復興。天文1一6六年(1一5五4四7七)完成の多宝塔は大塔形式をもつ遺構で国宝。 大塔㊧と伝法堂/撮影・田島正地図根来寺 |