释义 |
班女が閨はん‐じょ【班女】〔―ヂヨ〕一班婕妤はんしょうよのこと。二謡曲。四番目物。世阿弥作。恋する吉田少将の残して行った扇を持った遊女の花子はなごが、物狂いとなって都へ上り、少将に再会する。三三島由紀夫の戯曲。二をモチーフとする1一幕の近代劇。昭和3三0〇年(1一9九5五5五)「新潮」誌に発表。初演はドナルド=キーンが翻訳した英語版で、昭和3三2二年(1一9九5五7七)、著者自身の演出により東京の中央公論社ギャラリーで上演された。「近代能楽集」の作品の一つ。班女はんじょが閨ねや《班婕妤はんしょうよが帝の愛を失ったとき、わが身をもはや不用となった秋の扇にたとえて詩を作ったという「怨歌行」の故事から》男に捨てられた女の寝室。→秋の扇 |