释义 |
ひ‐おうぎ【×檜扇】〔―あふぎ〕アクセント ひお↓うぎ 1ヒノキの細長い薄板を重ね、上端を糸で下端を要かなめで留めた扇。近世の板の数は、公卿は2二5五枚、殿上人は2二3三枚、女子は3三9九枚。男子のものは白木のままとするが、女子のものは、大翳おおかざし・衵扇あこめおうぎともいい、表裏ともに美しく彩色し、親骨に色糸を長く垂らして装飾とした。→扇2アヤメ科の多年草。本州中部以西の山野に自生。剣形の葉が2二列に互生し、扇形に広がる。夏、黄赤色で内側に多数の暗紅色の斑点をもつ6六弁花を開く。実は秋に熟すと裂け、光沢のある黒い種子を現し、うばたま・ぬばたまとよばれる。からすおうぎ。 季夏 撮影・広瀬雅敏 檜扇① 檜扇① |