释义 |
飛鳥尽きて良弓蔵る飛鳥の摯つや其の首を俛すひ‐ちょう【飛鳥】〔―テウ〕アクセント ひちょう○ 空を飛んでいる鳥。また、非常に動作の速いさまをたとえていう。「―の早業はやわざ」飛鳥ひちょう尽つきて良弓りょうきゅう蔵かくる《「史記」越王勾践世家などから》捕まえる鳥がいなくなると、よい弓も死蔵される。用がなくなれば捨てられることのたとえ。狡兎こうと死して走狗そうく烹にらる。飛鳥ひちょうの摯うつや其その首くびを俛ふす《「淮南子えなんじ」兵略訓から》鳥が獲物に飛びかかるときには、まず首を伏せる。才能のある者は、平生はおとなしく控え目で、いざというときにその力を出すことのたとえ。類語 能ある鷹は爪を隠す・上手の猫が爪を隠す・良賈りょうこは深く蔵して虚むなしきが如し・大賢たいけんは愚ぐなるが如し・大知たいちは愚の如し・大巧たいこうは拙せつなるが如し・大弁だいべんは訥とつなるが如し・大勇たいゆうは怯きょうなるが如し |