释义 |
[一]〘名〙[二]〘形動〙[文]〘ナリ〙一方ならずひと‐かた【一方】一〘名〙1「一人ひとり」を敬っていう語。「もうお―お乗りになれます」2いっぽうの人。片方。「今―の御心乱れまさるに」〈浜松・二〉二〘形動〙文〘ナリ〙1程度が普通であるさま。一とおり。多くあとに、打消しの表現を伴う。「悲しみようは―ではない」2一つの方向にかたよるさま。一方的。「―に思ひとりにし心にはなほそむかるる身をいかにせむ」〈新古今・雑下〉補説 人数を表す場合は「お」を付けて使う。また、この言い方ができるのは「お一方」 「お二方」 「お三方」のみで、四人以上には使わない。類語 二(1)尋常・一様・尋常一様・ひと通り・ありきたり・普通・一般・一般的・通常・平常・標準・標準的・平均的・通例・正常・当たり前・並大抵・ノーマル・スタンダード・レギュラー一方ひとかたなら◦ず普通の程度でない。ひととおりでない。「―◦ず喜ぶ」 「―◦ぬお世話になった」類語 非常・極めて・至って・甚だ・極ごく・至極しごく・滅法めっぽう・すこぶる・いとも・とても・大いに・実に・まことに・大変・大層・異常・極度・桁けた外れ・桁違い・並み外れ・格段・著しい・甚だしい・すごい・ものすごい・計り知れない・恐ろしい・ひどい・えらい・途方もない・途轍とてつもない・この上ない・筆舌ひつぜつに尽くしがたい・言語げんごに絶する・言語ごんごに絶する・並並なみなみならぬ |